緑のターフをサラブレッドが駆け抜けていく様が芸術とさえ称されるギャンブル、競馬。
しかしそこには、競走馬とパートナーを組む騎手=ジョッキーの存在もまた大きなものとなっています。
GⅠをデビューから10年連続、20年連続と勝ち続け、もはやレジェンドの域に達したとさえ言われる超一流ジョッキーもいれば、地方の片隅でデビューしたものの何年も勝てず、10年目にしてようやく1つ勝ち、その瞬間派手なガッツポーズを見せるジョッキーもいます。
競馬と一言でいっても、そこにはジョッキーが織りなす様々なドラマが存在するのです。
当然、競馬でお金を賭ける側としても、ジョッキーに対する思い入れは人それぞれあります。
単純に相性の良し悪しで応援するジョッキー、嫌うジョッキーもいれば、背景にある人間模様に共感し、勝敗は度外視して応援し続けるに値するジョッキーも存在します。
競馬はギャンブルという側面だけでなく、まさにノンフィクションのドラマとして堪能できる部分もあるのです。
競馬会において騎手はどの役割の方よりも目立つ存在です。
調教師や厩務員や調教助手など、様々な裏方の働きがあって成り立っているのですが、一番の表舞台で誰からも注目される騎手は本当にやりがいのある職業です。
特に中央競馬はレース毎の賞金は世界でも最高額レベルのため、年収も高水準を保っております。
ただ落馬という命を落とす危険性といつでも隣り合わせの状態で仕事に励んでいることも忘れてはなりません。
また体重制限は当たり前ですが、視力も一定以上に保つ必要があり、他のアスリートと同じく自分自身に常に厳しく接していかなければなりません。
このような大変な職業ですが、大レースで勝利したときなどはスポーツ新聞の一面を飾るなど常に脚光を浴びることができるため、多くの若者が目指しています。
しかし競馬学校への入学は非常に狭き門となっており、ごく限られた人間のみ入ることが許されます。
ましてや競馬会に縁もゆかりもない方にとっては非常に厳しいものとなっております。
2024/12/16 更新